欧米では既に歯科医院は「治療」から「予防」へと役割が変っており、虫歯・歯周病になる方は減少しています。例えば歯科先進国のスウェーデンでは80歳時点で残っている歯の数は日本人の2倍になります。
スウェーデンでは歯医者に行く目的が、歯のクリーニング、歯茎のチェックであり、虫歯や歯周病の治療のためではありません。欧米では定期的にメンテナンスすることが習慣になっているのです。
まずはご家庭での日常的なケアが大切です。単に歯ブラシで磨くだけでなく、大切な歯を虫歯や歯周病から守るためには、「正しい歯磨き」の方法を知り、毎日実践するようにします。 お一人お一人のお口の中の状況に応じて、プロの視点で磨き方のポイントをお伝えします。
どんなに正しい歯の磨き方をしても、ご自身では磨けない箇所はどうしても発生してしまう場合が多いです。また、プロでないと除去しにくい細菌などもあるため、定期的にプロによるチェック、クリーニング、歯石除去を行うことで長期的に健康なお口の状態を目指します。 3~4ヶ月に一度のペースで定期健診を受けていただくことをお勧めしております。
歯はフッ素を塗布することで再石灰化を促します。再石灰化することで、歯は丈夫になり虫歯を予防します。定期健診を行うタイミングで、プロによるフッ素の塗布もあわせて行います。
ご自身のセルフケアとプロによる定期メンテナンスで、虫歯を防ぐという事だけでなく、将来自分の歯をより多く残していくことを目指していきましょう。