複数の歯を失っても大丈夫?多数歯欠損のインプラント治療の選択肢と費用・期間を解説

むし歯や歯周病、事故などで多くの歯を失ってしまうと、「しっかり噛めない」「人前で笑いにくい」といったお悩みが深刻になります。複数の歯がない**「多数歯欠損」**の状態でも、インプラント治療は天然の歯に近い噛み心地を取り戻せる非常に有効な手段です。

この記事では、多数歯欠損における治療の選択肢や、気になる費用・期間の目安を専門的な視点から分かりやすく解説します。

この記事を読んでわかること

  • 多数歯欠損を補う3つの治療パターン
  • 費用を抑えるためのインプラントブリッジや**All-on-4®**の仕組み
  • 治療完了までにかかる期間の目安
  • 成功のために欠かせない**「噛み合わせ」**の重要性
  1. 【比較表】多数歯欠損における3つのインプラント治療

失った歯の本数やご予算、お口の状態に合わせて最適な方法を選択します。

治療法 特徴 メリット デメリット
1本ずつ埋入 欠損した全ての箇所にインプラントを植える 噛む力が分散され、個々の負担が少ない。1本故障しても他へ影響しにくい。 本数分だけ費用が高くなる。手術時間や治療期間が長くなりやすい。
インプラントブリッジ 両端にインプラントを植え、橋渡し(ブリッジ)にする 埋入本数を減らせるため、費用を抑えられる。 連結部分の清掃が難しく、セルフケアを怠ると周囲炎のリスクがある。
All-on-4® (オールオンフォー) 4〜6本のインプラントで全ての歯(12本分)を支える 最小限の本数で済むため費用を抑えられ、手術当日に仮歯を入れられる。 適用できる症例が限られる。高度な技術と経験が必要。
  1. 多数歯欠損治療の重要な注意点

複数の歯を治す場合、1本の治療とは異なる「お口全体のバランス」を考える必要があります。

  • 噛み合わせの再構築:多くの歯を失うと噛み合わせが崩れています。バランスを考慮せずに治療すると、特定のインプラントに過度な負担がかかり、脱落の原因になります。
  • 骨の状態と追加手術:長期間放置していた場合、顎の骨が痩せていることが多いです。その場合、**「骨造成(骨を増やす手術)」**が必要になり、治療期間が数ヶ月延びることがあります。
  • 費用の柔軟な検討:全ての欠損箇所に植えるのが難しい場合でも、ブリッジ等を組み合わせることで、予算に合わせた治療計画の立案が可能です。
  1. 治療の流れと期間の目安

一般的な多数歯欠損治療のステップです。お口の状態により半年〜1年程度が目安となります。

ステップ1:検査・診断(1〜2ヶ月)

CTスキャン等で骨の量や神経の位置を精密に確認し、綿密な治療計画を立てます。

ステップ2:手術・骨結合(4〜8ヶ月)

インプラントを埋入し、骨としっかり結合するのを待ちます。※骨造成を行う場合は、さらに期間が延びる場合があります。

ステップ3:人工歯の装着(1〜2ヶ月)

最終的な人工歯(上部構造)を製作・装着します。見た目と噛み合わせを微調整して完了です。

FAQ:よくある質問

Q: 全ての歯がない場合でもインプラントはできますか?

A: はい、可能です。総入れ歯のような違和感がなく、自分の歯のように噛める「All-on-4®」などの術式が適しています。

Q: 費用をなるべく安く抑える方法はありますか?

A: 欠損の本数よりも少ないインプラントで支える「ブリッジ形式」を選択することで、手術費用や部品代を抑えられる可能性があります。カウンセリング時にご予算を含めてご相談ください。

Q: 高齢でも多数のインプラント手術は受けられますか?

A: 年齢制限よりも、糖尿病などの全身疾患のコントロール状態や顎の骨の厚みが重要です。当院では全身状態を考慮した安全な治療をご提案しています。

まとめ:諦めずに「お口全体の再建」を

複数の歯を失うと「もう手遅れかも」と思われがちですが、インプラント技術の進歩により、再びしっかりと噛める喜びを取り戻すことができます。

当院では、専門的な知識と豊富な経験に基づき、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案します。まずは無料カウンセリングで、あなたに合った解決策を一緒に見つけましょう。